子どもが小学校に上がるタイミングで、多くの家庭が直面する「小1の壁」。
仕事と子育ての両立に苦労したり、子どもの新たな環境への適応に悩んだりと、心配は尽きませんよね。
しかし、事前にしっかり準備をしておくことで、この壁をぐっと低くすることができます。
今回は、親が今すぐできる「小1の壁」対策の5つの準備について、詳しく解説していきます!
小1の壁とは?
「小1の壁」とは、
子どもが小学校に入学するタイミングで、保護者が直面するさまざまな問題や困難を指します。
主な内容は、
- 保育園に比べ、学校の放課後保育(学童)の預かり時間が短い
- 宿題や持ち物など、家庭でのサポートが必要になる
- 新しい友達関係や学校生活への不安
- 体力や精神的な疲労からくる子どもの不安定さ
など、子ども自身と親自身の両方に負担がかかりやすくなる時期です。
特に共働き家庭では、
「今まで通り働けない」「子どものケアに時間が足りない」と、仕事との両立に大きな影響が出ることも…。
だからこそ、小学校入学前からできる準備がとても重要です。
小1の壁を乗り越えるために親ができる5つの準備
①「自分でできる力」を育てておく
小学校に入ると、先生は園ほど手厚くはサポートしてくれません。
そのため、子ども自身が自分のことを自分でできる力を身につけておくことがとても大切です。
具体的には、
- 朝自分で起きる
- ランドセルや学用品の準備を自分でする
- 忘れ物をチェックする
- 制服や持ち物を片付ける
など、日常生活の「自立」がカギ。
【ポイント】
- 入学前に、できるだけ「見守りながら任せる」習慣をつける
- 「ママがやった方が早い!」をぐっとこらえて、子どもにやらせる
- できたら小さなことでもしっかり褒める
小さな成功体験の積み重ねが、入学後の自信にもつながります。
②「放課後の過ごし方」を事前にシミュレーションする
小学校は保育園と違い、授業が終わる時間が早いです。
放課後、どう過ごすかをあらかじめ考えておかないと、子どもも親も負担が大きくなります。
【選択肢】
- 学童保育に申し込む
- 習い事を組み合わせる
- 祖父母やベビーシッターの協力を得る
- 仕事を時短やリモートワークに切り替える
学童も自治体によって方針や時間帯が違うので、早めに調査・見学しておきましょう。
また、子どもにとって「安心できる居場所」が放課後にも確保できるようにしておくことが大切です。
③「学校との連絡・手続き」に慣れておく
小学校では、連絡帳やプリント類、提出物が頻繁にあります。
これまでの園生活よりも、親の管理業務がぐっと増えるのです。
【できる準備】
- スケジュール管理アプリを使って、提出物や行事をまとめる
- 曜日ごとの持ち物を子どもと一緒にリストアップする
- 連絡帳の書き方や確認の習慣を入学前から練習する
忙しい日々でも漏れがないよう、仕組みでサポートしていくことがポイントです。
④「子どもの気持ち」を受け止める余裕を持つ
小学校生活が始まると、子どもは毎日新しい環境でエネルギーを使います。
慣れない間は、疲れからかんしゃくを起こしたり、登校を渋ったりすることも珍しくありません。
【親にできること】
- 「疲れたんだね」と共感してあげる
- たくさん抱きしめて安心感を与える
- 頑張りすぎないよう、休める時間を意識的に作る
叱ったり急かしたりするよりも、
子どもの心に寄り添う姿勢が、結果的に子どもを強く育てます。
⑤「働き方」や「家庭内の役割分担」を見直す
「小1の壁」で一番影響を受けやすいのが、親の働き方です。
今の仕事スタイルで、本当に無理なくやっていけるのか?を、一度冷静に見直してみましょう。
【検討ポイント】
- フルタイムから時短勤務への切り替え
- 在宅勤務の割合を増やす
- 夫婦での家事・育児分担の見直し
- ファミリーサポートや民間学童の利用検討
ワンオペ育児にならないよう、家庭全体で「チーム育児」の体制を整えることがとても大切です!
小1の壁を越えた先に待っているもの
小1の壁を乗り越えると、子どもはどんどん自立していきます。
親子で一緒に努力した時間は、かけがえのない絆を育んでくれるでしょう。
最初は戸惑いや不安も大きいかもしれません。
でも、「事前に準備する」「完璧を目指しすぎない」「助けを借りる」ことで、壁は乗り越えられます。
焦らず、無理せず、子どもと一緒に新しい生活を楽しんでいきましょう!
まとめ
今回は「もう怖くない!小1の壁を乗り越えるために親ができる5つの準備」というテーマでお届けしました。
- ①「自分でできる力」を育てる
- ②「放課後の過ごし方」をシミュレーションする
- ③「学校との連絡・手続き」に慣れる
- ④「子どもの気持ち」を受け止める
- ⑤「働き方」や「家庭内の役割分担」を見直す
この5つの準備を意識するだけで、ずいぶんと「小1の壁」のプレッシャーは軽くなります。
あなたとお子さんにとって、素敵な小学校生活がスタートしますように!