4月は進級や入園、新しい保育園や幼稚園など、子どもにとっても大きな環境の変化がある季節。そんな中で、「朝の準備が進まない」「靴を履かない」「服を着るのを嫌がる」といった“イヤイヤ”が突然パワーアップしたように感じているママ・パパも多いのではないでしょうか。
実はそれ、**「新生活イヤイヤ」**とも言えるもので、子どもなりに頑張っている証でもあるのです。
この記事では、**朝のバタバタが少しでもラクになる“魔法の声かけ7選”**を、実践的な例とともにご紹介します!今日からすぐに使えるテクニックばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
なぜ新生活でイヤイヤが激しくなるの?
新しい環境に適応するには、大人でもエネルギーが必要。子どもはまだ感情のコントロールや表現がうまくできないため、不安や緊張が“イヤイヤ”として表れることがあります。
特に朝の時間は、登園へのプレッシャーや眠気も重なって、ぐずりや癇癪が起きやすいタイミング。だからこそ、朝の関わり方や声かけ次第で一日のスタートが変わってくるのです。
朝の準備がスムーズになる!魔法の声かけ7選
① 「あと○分で○○しようね」
子どもは急な切り替えが苦手です。いきなり「今すぐ着替えて!」では反発してしまうことも。
🔸魔法の声かけ:
「あと5分でお着替えの時間だよ。そしたら大好きな朝ごはんにしようね」
🔹ポイント:
「時間」と「次の楽しみ」をセットにすることで、見通しが立ちやすくなり、行動へのハードルが下がります。
② 「○○ちゃんとパパ、どっちが早いかな?」
競争心をくすぐる声かけは、多くの子どもに効果的です。
🔸魔法の声かけ:
「靴履き競争しよう!ママとどっちが先に準備できるか勝負だ〜!」
🔹ポイント:
「遊び感覚」を取り入れることで、“やらされ感”から解放され、自発的に動きやすくなります。
③ 「この服とこの服、どっちがいい?」
“選ぶ自由”を与えることで、子どもの気持ちを尊重できます。
🔸魔法の声かけ:
「今日はこのTシャツとこのシャツ、どっち着る?」
🔹ポイント:
「自分で選んだ」という感覚が満足感につながり、着替えもスムーズに。
④ 「ママが手伝っていい?それとも自分でできるかな?」
自立心を育てつつ、サポートの意思も伝えられる一石二鳥の声かけです。
🔸魔法の声かけ:
「ズボン履くの、ママがちょっと手伝っていい?それとも一人でやってみる?」
🔹ポイント:
“手伝ってほしいけどプライドがある”という子どもの微妙な気持ちにも対応できます。
⑤ 「一緒に歌いながらやってみよう!」
音楽やリズムを取り入れると、行動へのハードルがぐっと下がります。
🔸魔法の声かけ:
「お着替えソング歌おうか〜♪パジャマをぬいで〜、シャツをきるよ〜♪」
🔹ポイント:
親の楽しそうな様子に引き込まれて、イヤイヤがいつの間にか消えることも!
⑥ 「ありがとう、助かるよ」
子どもでも“感謝されると嬉しい”のは同じ。前向きな行動にはしっかり反応を。
🔸魔法の声かけ:
「お着替えしてくれてありがとう!ママ助かった〜!」
🔹ポイント:
褒めるだけでなく、「感謝の気持ち」を伝えると、子どもの自己肯定感がアップします。
⑦ 「今日は○○先生に会えるね」
ポジティブな登園の目的を思い出させてあげると、気持ちの切り替えがしやすくなります。
🔸魔法の声かけ:
「今日は○○ちゃんと砂場で遊べるかな?先生にもおはようって言えるかな?」
🔹ポイント:
登園=楽しいことが待っている、というイメージを持たせてあげましょう。
ママ・パパの“気持ちの余裕”が一番の魔法
朝の準備バトルは、親にとっても大きなストレス。でも、親が焦ったりイライラしていると、それは子どもにもしっかり伝わります。
だからこそ、深呼吸をして一度気持ちを落ち着けてから声かけすることが大切です。
無理に完璧を求めなくても大丈夫。「今日は靴下だけ自分で履けた」そんな小さな進歩を喜び合える余裕が、親子関係をグッと良くしてくれます。
おまけ:朝の支度がラクになる3つの工夫
🧺 前日の夜に服と持ち物を準備しておく
朝の選択肢が少ないだけでバタバタが激減!
🕒 少し早起きして、余裕のある時間配分に
10分でも早く起きるだけで気持ちが全然違います。
📅 子ども専用の支度ボードを用意する
視覚的に“やること”が分かると、自分で動けるように。
まとめ
新生活でイヤイヤが増えてしまうのは、ごく自然なこと。むしろ、環境の変化に敏感に反応して頑張っている証拠です。
今回ご紹介した「魔法の声かけ7選」を、ぜひご家庭の朝の時間に取り入れてみてください。
子どもの気持ちを受け止めながら、少しずつ成功体験を積み重ねていくことが、親子にとっての“穏やかな朝”の第一歩になります。
あなたの朝時間が少しでも笑顔に包まれますように…🌼