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もう泣かない・怒らない子になる?感情コントロール力を育てる親の関わり方とは

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新年度が始まり、子どもも大人も環境の変化に戸惑う季節。保育園や幼稚園、小学校では「うちの子、最近よく泣く」「すぐ怒るようになった」といった声もよく耳にします。そんな今こそ注目されているのが「感情コントロール力」。

今回は、子どもの“感情”と上手につきあいながら、自立心や社会性を育むための関わり方についてご紹介します。


感情コントロール力とは?

感情コントロール力とは、自分の気持ちを客観的に理解し、適切に表現・調整する力のこと。子どもにとっては「今イライラしてるな」と気づいたり、「嫌だけど、今は我慢しよう」と対応できるようになる力です。

この力は、友だちとの関係や集団生活、将来的な人間関係のベースにもなります。


小さなうちから育てられるの?

答えはYES!感情コントロール力は、生まれつきの気質だけではなく、育てることが可能な“後天的スキル”です。特に3〜6歳の幼児期は、脳の前頭葉(感情を抑制する部分)が発達するタイミングで、親の関わり方が大きく影響します。


親ができる5つの関わり方

1. 感情を「言葉」にしてあげる

「悲しかったんだね」「それは悔しいよね」と、子どもの気持ちを代弁してあげることで、「この気持ちは“悲しい”って言うんだ」と理解が深まります。

2. 否定しない・受け止める

泣いたり怒ったりしても「そんなことで泣かない!」ではなく、「泣きたいくらい嫌だったんだね」とまずは受け止めましょう。

3. 共感と安心のスキンシップ

怒っている時ほど、抱きしめたりそっと手を握ったり。感情が落ち着くことで、話を聞く余裕も生まれます。

4. 感情表現のお手本を見せる

「ママもイライラすることあるけど、深呼吸してるよ」など、自分の気持ちをコントロールしている様子を見せるのも効果的。

5. 落ち着けるルーティンを作る

イライラしがちな子には、「落ち着く歌」「深呼吸」「好きなぬいぐるみを抱っこ」など、自分でクールダウンできる方法を一緒に考えてあげましょう。


よくある質問Q&A

Q. 感情的に怒ってしまう親の私がまず直すべき? A. もちろん大人も完璧ではありません。まずは「怒りすぎちゃったな」と自分で気づけることが第一歩。それを子どもに伝えることで、感情との向き合い方の良いお手本になります。

Q. 兄弟で全然ちがう!怒りやすい子・泣きやすい子、それぞれどう接する? A. 気質によって反応は違いますが、基本の対応は同じ。「その子の気持ちを認めて言葉にする」こと。タイプに応じて安心できる対応を見つけていきましょう。

Q. 保育園・幼稚園では落ち着いているのに家では暴れるのはなぜ? A. 外で頑張っているぶん、家は“感情のガス抜き場”です。それだけ安心している証拠なので、「家庭で出せることは悪くない」と捉えてみてください。


まとめ:親子で「気持ちの会話」を始めよう

子どもにとって、感情は“扱い方を学ぶもの”。だからこそ、感情を否定せず、丁寧に寄り添いながら向き合っていくことが大切です。

怒らない・泣かない子にすることがゴールではなく、「怒ったとき・泣きたいとき、自分でコントロールできる子になる」ことを目指しましょう。

毎日の小さな“気持ちの会話”が、親子の心をつなげ、感情コントロール力を育てていくのです。